新型コロナウイルスが世界規模で大流行し、海外旅行や出張を自粛してキャンセルや変更を余儀なくされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
感染拡大がいつまで続くのか分からないため、渡航計画が立てられずモヤモヤされている方も多いと思います。
旅行先が日本からの入国を拒否する措置を取った場合、予約していた航空券やホテル、ツアーの代金はどうなるのでしょうか。
この記事では、新型コロナウイルスの影響で海外旅行をキャンセル、または変更せざるを得なくなった場合、航空券代やホテル代は返金されるのかどうかまとめてみました。
今後の海外旅行の計画をする際にご参考になれば幸いです。
新型コロナウイルスの影響による日系航空会社2社(JAL・ANA)の対応
渡航先が日本からの入国を制限している場合
JAL・ANAの2社ともに国際線航空券のキャンセルや変更は、運賃規則にかかわらず手数料なしで受け付けています。
また渡航先が入国制限の対象となった場合、ツアー旅行の取消料も免除となっています 。
そのため、ダイナミックパッケージ(航空券とホテルがセットになって販売しているもの)を予約している場合、ホテルのキャンセル料も原則、手数料無料でキャンセルできるそうです。
ただし、JTBやHISなどの旅行会社を通して予約をしている場合は、旅行会社各社の規約が適用されますので予約した旅行会社へ確認が必要です。
渡航先が日本からの入国を制限していない場合
JALは2月28日~4月30日までの航空券を無料で払い戻し、または変更を可能としました。
ANAは2月26日~4月30日までの航空券を無料で払い戻し、または変更を可能としました。
(2020年3月28日現在)
通常、航空券の払い戻しや変更の手続きは搭乗予定日の出発前までに済ませなければなりません。
しかし、現在はお問い合わせ窓口の電話が大変つながりにくい状況が続いています。
そのため、搭乗予定日が過ぎた場合でも各社が定めた条件に当てはまる場合は、払い戻しの手続きをすることが可能としています。
いずれにせよ、キャンセルや変更の手続きを行う前には必ず予約元にキャンセル・変更の条件などを確認してから判断しましょう。
新型コロナウイルスの影響によるホテルの対応
宿泊ホテルに関しては、原則キャンセル規約に沿った対応になります。
通常、返金不可の予約は基本的にキャンセル料がかかります。
しかし、今回の非常事態を受けて特例でキャンセル規約の内容が変更されているホテルが多いようです。
そのため、無料で変更や全額返金に応じてくれるケースが増えています。
当ブログでご紹介している「マリオットインターナショナル」に関してはとても柔軟な対応をしており、基本的にキャンセルは無料です。
しかし、宿泊のキャンセルや宿泊日の変更などで疑問・質問等がある場合は、ホテルのホームページで確認する、もしくはメールでお問い合わせしてみると良いでしょう。
新型コロナウイルスの影響によるオンライン旅行予約サイトの対応
オンライン旅行予約サイトとは、例えばブッキングドットコムやエクスペディアなどのような、ネットで旅行を予約するサイトのことです。
オンラインの旅行予約サイトは、通常時の規約だとキャンセル不可の予約の場合は返金できませんが、今回のような非常事態の時は特別な対応されているようです 。
そのため、ホームページやホームページ内にあるキャンセル規約をよく確認した上でキャンセルまたは変更しましょう。
キャンセルや変更をする場合はカスタマーサービスへの連絡が必要となります。
web上で予約のキャンセルや変更できる場合はweb 上で行い、電話でのキャンセル・変更の場合は、つながるまでかなりの待つ覚悟が必要ですが必ず連絡を入れましょう。
新型コロナウイルスの影響による海外旅行のキャンセル・変更のまとめ
今回は、新型コロナウイルス拡大による海外旅行をキャンセルまたは変更する際、航空券代やホテル代は返金されるのかどうかまとめました。
渡航先が日本からの入国を制限している場合
⇒JAL・ANAの2社は運賃規則にかかわらず手数料なしでキャンセル変更可能
渡航先が日本からの入国を制限していない場合
⇒JAL・ANAの2社は~4月30日搭乗分の航空券を無料でキャンセルまたは変更可能
(2020年3月28日現在)
【ホテル】
今回の非常事態を受けて無料で変更や全額返金に応じてくれるケースが増えている
(当ブログで紹介しているマリオットは基本的にキャンセルは無料)
【オンライン旅行予約サイトで予約した航空券やホテル】
通常時の規約だとキャンセル不可の予約の場合は返金不可だが、今回のような非常事態の時は特別な対応をしている。
キャンセルや変更をする場合はカスタマーサービスへの連絡が必要。